LEON HAYWOOD
「Back To Stay」(’73/LP) 汗が迸るかの様な熱きヴォーカルと、ファンキーでディープな中にモダンさが共存する、洗練された楽曲群。いかにもフリーソウル(死語?)好きが飛び付きそうなイメージだが、知名度はイマイチ? オルガン奏者であり、プロデュース、アレンジもこなすシンガー・ソングライターのリオン。60年代から80年代に至るまでコンスタントにアルバムをリリースし、中でも本作を含む20TH CENTURY時代の質の高い楽曲群は後世に語り継がれる逸品だ。 73年の本作。ディープ、ファンキー、メロウ、どんな表現が最適だろうか。アルバム全体に、ウエスト・コーストの熟成された濃厚なソウルが漲っている。 A(1)”La La Song”、(3)”Show Me That You Care”、(5)”Fair Warnin'”、B(1)”One Way Ticket To Loveland”(2)”Make Me Yours”といった熱っぽいミディアムからA(2)”Sweet Loving Pair”、(4)”Let Them Talk”といった、涙もののスローまでリオンの世界はどこまでも映える冴えるで、もう唸るしかない。 特に、ポップな中にもリオン独特の黒さを秘めるA(1)や、ハード゙な激唱が骨まで痺れるA(5)、そしてクレジットに名を連ねるジミー・ルイス色が濃い楽曲に、ステイプル・シンガーズようなゴスペル染みたファンキーさと、独自の甘さをブレンドさせたB(1)は僕の最高のお気に入りだ。
by l-jones
| 2008-08-27 00:35
| soul review
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