Eddie Levert 御大 来日決定

f0173964_22583955.jpgエディがやってくる。
偶然にもオージェイズのアルバムを聴いていたらその情報は飛び込んできたんだ!

ビルボードライブ東京
Eddie Levert of O'JAYS


嗚呼ジェラルドにショーン…
息子達亡きあとも、親父は歌います。

これ涙なしには見れないな。
[PR]
# by l-jones | 2009-01-07 22:59 | live report

気は心

f0173964_17185745.jpgオーディオ新調

以前使っていたアンプ(ONKYO Integra A-817XD)の調子が悪かったため、思い切ってアンプとスピーカーを購入。

購入したのは…

スピーカー : B&W 685
スピーカーケーブル : AudioQuest TYPE4
アンプ : DENON PMA1500


f0173964_17191346.jpgアンプはフォノイコライザー搭載でMM/MCカートリッジ対応、かつ値頃感があるもので探していたら、案外簡単に決めてしまった。
その分スピーカーは悩んだ。KEF、モニターオーディオ、クリプシュなど海外産の音色に目移りしてなかなか判断つかなかった。特にKEFのIQ30はネットでの評判がすこぶる高くて、実際に視聴してもその中高域の美しさは魅力だった。

最終的にB&Wにしたのは店頭で販売員に勧められたから。家電量販店に販売応援で入っているマランツの社員さんだったので、B&W(マランツはB&Wの代理店)を勧めるのは当然だが、非常に気持ちがいい接客で購買意欲を掻き立てられた。最終的には大きな現金値引きは出来ないが、個人の裁量で可能な限りのサービスを付加してくれた。店頭で使っていたスピーカーケーブルも必死に探してくれ、サービスしてくれた。気は心だ。

安いネット販売も魅力だが、こうした対面販売もやっぱり必要。お互いに「ありがとう」と言える買い物っていい。

肝心な音の方もDENONのアンプのパワーもあり、KEFで物足りなかった低音も良く鳴るし、このサイズのブックシェルフ・スピーカーとしては大変優秀だ。満足、満足。

f0173964_17215017.jpgf0173964_17193212.jpgレコードプレーヤーはまだまだ使えるだろう。久しぶりに掃除をしてみた。
またレコードを聴くのが楽しみだ。

ターンテーブル : LUXMAN PD121 
アーム : SME MODEL3009

[PR]
# by l-jones | 2008-12-31 17:35 | その他

方向性

f0173964_27163.jpgRYAN SHAW LIVE
2008年11月25日(火曜日)
@渋谷duo


今年3月のコットンクラブでのライブが好評だったライアン・ショウのライブを鑑賞。
1stアルバムも、殆どカヴァーながらに、20代と思えぬ60年代あたりのR&B(アール・アンド・ビー)魂を感じさせ、今年の新譜の中ではお気に入りの一枚。そして個人的にも久々のライブなので期待は高まる一方…

が、ちょい期待はずれ。

ライアンはスティービー・ワンダーを超辛口にしたような、強力な喉の持ち主。そのハスキー・テナーを爆発させたスローの" I Am Your Man"や"I Found A Love"あたりは息を呑む素晴らしさ。大好きなチェアメン・オブ・ザ・ボードの"Working' On A Building Of Love"も痺れたね。ダニー・ウッズそっくり!!

しかし残念ながらライブの構成が悪すぎる。
結果2時間近くのパフォーマンスとなったが、その間に何度バック・ミュージシャン(ギター、ドラム、ベースの3人の編成だが…)の紹介、ソロパートがあったことか。バンドの紹介等はライブでは欠かせないが、そこまで弾かせる理由はないんじゃない?ってくらい長く感じた。
バックは引き立て役に徹する。ヴォーカルの背中に映る顔色を伺いながら奏でるのがプロなのでは!?。
ライアンのソウルフルな歌を聴きに来てる訳で、誰もロック調のギターソロに興味は無い。

そのせいか全体的にロック色が強く出ていて、ライアンの歌もソウルなのかロックなのかわからなくなる時も。拍車をかけるように"Let It Be"なんてカヴァーがあったりと、持ち歌の少なさの悲哀と、迷走する方向性を露呈した。
どうせカヴァーするなら"Let It Be"ではなく"Let It Be Me"が良かったな。

120分、どうしても間延びした感は拭えない。ラストに客を総立ちにさせておいてからのギター、ドラム、ベースのソロは無いんでない!?。
90分でいいから、ライアンの声を浴び続け、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした方が、同じセットにしても印象が違う。

この不完全燃焼の主因は完全に構成ミスだ。


Tシャツ、ジーンズにスニーカーで熱唱する歌バカ丸出しのライアンには大変好感が持てる。
今回の最大の見せ場はオーティス・レディングのカヴァー"Try A Little Tenderness "。確かに歌は上手いし、客もノリノリだ。が、やっぱりオーティスのカヴァーなんだ。
この逸材をコピー・シンガーで終わらせるのは勿体無い。直にリリースされる2ndアルバムでその方向性は決定付けられるでしょう。
期待します。
[PR]
# by l-jones | 2008-11-29 23:41 | live report

ソウル・バー

f0173964_23574183.jpgV.A.
「SOUL GALAXY: Gambling To Sweet Harmony」('08/CD)


ユニバーサルの膨大な音源より、レアでスウィートなソウル・シングルを集めた日本オリジナルのオムニバス。もちろん全曲初CD化だ。シングル・コレクターでない僕のようなソウルファンには願ってもない企画だ。

選曲はソウル・バー赤坂「ミラクル」のオーナー川端さん。
その「ミラクル」は恐れ多くて未だ未開拓なお店だが、川端さんが「ミラクル」の前に開いていた、六本木「テンプス」へは何度か足を運んだことがある。広い店内、みんな踊りまくりだったな~。店も客も濃い~濃い~(笑)。

その「テンプス」を紹介してくれたのが、学生時代、大変世話になった北千住のソウル・バー「ウィスパー」のマスター。
ほんとに足繁く通ったな~。だってそこでは美味い酒が飲めて、食事ができて、良い音楽が聴けて、そして極めつけ、その場でレコードが買える!のだ。ディスクユニオン・ソウル専門店がバーになったようなもの。ここ数年ご無沙汰だがマスターお元気でしょうか。

そんな思い出が蘇る、素晴らしいコンピ。早速サンデー・ソングブックでもチャプター・ワンが流れてたっけ。
聞く度にまるでソウル・バーで酒を飲んでいるようなうな錯覚に陥り、ほろ酔い気分。

そう、ここに収録されているお宝シングル盤は、毎回空気も読まずにスウィートモノばかりリクエストしていた僕に対し、嫌な顔をしつつ対応してくれた(笑)「ウィスパー」のマスターが、大音量で聞かせてくれていた傑作達だ。その1曲にかける情熱はメジャー・アーティストにはない熱いものがある。まさに一曲入魂だ。

f0173964_07467.jpgしかしこれは無数にある傑作シングル盤の一握りにしか過ぎない。そしてこれら1枚1曲がブラック・ミュージック界をメジャーへ押し上げたと言っても過言ではない。
こうしたコンピはアナログでは数枚所有しているが、どれも悶絶モノの出来。是非シリーズ化して、不運にも一曲にして消えていった儚い実力シンガー達に日の目を当ててほしい。

***
なんとクレジットのスペシャル・サンクスにゴスペラーズの村上さんらに並んで、「ウィスパー」の渡辺さんが!
しかもちゃんと「WHISPPER」ってPが二つ並んでる!(当たり前か)。

Track List
 1.リッチモンド・エクステンション/レッツ・ゲット・イントゥ・・サムシング
 2.ファイヴ・スペシャル/ザ・モア・アイ・ゲット・トゥ・ノウ・ユー (PART 1)
 3.トゥモロウズ・プロミス/ネヴァー・テイク・ユア・ラヴ・アウェイ
 4.アンビション/ウィスパー・ア・ロング・チャント
 5.ヴァニース&キャロリン/アイム・ルージング・ユー
 6.ウエスチウィング/フォーリング・イン・ラヴ・イズ・ア・ノー・ノー
 7.モジョバ/セイ・ユー・ウィル
 8.ニューカマーズ/ザッツ・ホエン・ユー・ノウ・ユア・ウーマン・ウォンツ・トゥ・ビー・フリー
 9.インサイダーズ/ナイティ・ナイト
10.リッチモンド・エクステンション/アイ・キャン・テスティファイ
11.ガスライト/イッツ・ジャスト・マジック
12.ザ・リーズン・ホワイ/ソー・ロング・レター
13.ノース、サウス、イースト&ウエスト/アイム・ノット・ライク・ジ・アザース
14.キャンディ&スウィーツ/アイ・ウォント・トゥ・ギヴ・ユー・マイ・エヴリシング
15.ブレンダ・リー・エイガー/オー!・スウィート・ミステリー・オブ・ライフ
16.サム・ディーズ/マイ・ワールド
17.ファイヴ・スペシャル/スモール・トーク
18.プライム・カット/アイム・ソー・グラッド
19.トゥモロウズ・プロミス/シュッド・アイ・フォロー・マイ・ハート
20.チャプター・ワン/レット・ミー・ダウン・イージー

f0173964_16144567.jpgその昔('95)、BMGビクター、MCAビクター、マーキュリー、ポリドール、ビクターの5社がそれぞれ発売した70年代ソウル/ファンク/フュージョンコンピレーション「GROOVE STREET」。
そのビクター盤「GROOVE STREET~SOFT AND EASY~」に、Co-Supervisorとして、川端、渡辺両氏が参加されていた。当時は川端さんは「ミラクル」ではなく「テンプス」となってる。あ、こっちもちゃんと「WHISPPER」ってPが二つ並んでる!
[PR]
# by l-jones | 2008-11-23 15:44 | soul review

ザ・ソウル・ミュージック

f0173964_132854.jpgRAPHAEL SAADIQ
「The Way I See It」('08/CD)


元トニ・トニ・トニのラファエルのソロ3作目。
何ていうの?こういうの。レトロ・ソウル?ビンテージ・ソウル??60~70年代の所謂モータウン、インヴィクタス、スタックス・サウンドが、ヒップ・ホップをスパイスとし、洒落っ気たっぷりに再現されている。懐古的なサウンドでありながら、決して古臭くならない独特の質感を持つサウンドはラファエルの面目躍如といったところ。
テンプテーションズ、マーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、スモーキー・ロビンソン、スタイリスティックス・・・そんなアーティスト達が次々と思い浮かぶ。実際にバック・バンドのクレジットにはファンク・ブラザーズのメンバーも。直接のサンプリングは皆無だが、先駆者達を意識して作り込んだその徹底ぶりに、ラファエルのソウル・ミュージックに対する敬愛の念が見て取れる。好きなんだろうな~、こういうの。聴いているこっちもなんだか懐かしい思いが込み上げてくるね。

BEST TRACKはジョス・ストーンを迎えた(5)かな。テンプスの"Just My Imagination (Running Away With Me) "を彷彿させるモータウン・フレイバー溢れるスロー。歌いだしはそれこそエディ・ケンドリックスのような温もりを感じるが、徐々にレディ・ソウル、ジョス・ストーンの歌に喚起され、熱っぽい掛け合いを披露。唸るね。まさにソウルの王道。
これからもこうしたレトロだけどコンテンプラリーな、いけてるサウンドを届けて欲しいな。こんなアルバムつくれるのは彼しかいない。ほんとにラファエルは貴重なアーティストだ。
しかし、こうした素晴らしいアルバムを手にしつつ、なぜ国内盤がリリースされないのかが不思議でならない。

Track List
1. Sure Hope You Mean It
2. 100 Yard Dash
3. Keep Marchin'
4. Big Easy featuring The Infamous Young Spodie and the Rebirth Brass Band
5. Just One Kiss featuring Joss Stone
6. Love That Girl
7. Calling
8. Staying In Love
9. Oh Girl
10. Let's Take A Walk
11. Never Give You Up featuring Stevie Wonder and CJ
12. Sometimes
13. Oh Girl (Remix featuring Jay-Z)
[PR]
# by l-jones | 2008-10-29 01:03 | soul review

達郎の女性のタイプは「細身で髪が長い人」だって

f0173964_0162938.jpg竹内まりや
「Expressions」('08/CD)


曲を聴きこむほど、自然とその曲に自分自身を絡ませ、個々独自の色付けをする。それは喜び、悲しみ、怒り、孤独といった感情であったり、友情や恋愛、失恋といった経験であったりと、十人十色だ。

竹内まりや、超一流のシンガーでありソングライター。時代の潮流に決して流されず、自分を失うことのない強さと、嫌みの無い、大人の女性のたおやかさを併せ持つ。そして誰もが羨む程の美貌の持ち主。俗にいう雲の上の存在だ。

しかし彼女の曲達は違った。彼女が創造するポピュラー音楽には何かしらの共感を覚え、いつも私のすぐ傍にあった。だから彼女の曲を自分のものにするのは簡単だったんだ。昔大好きだった彼女の曲を聴き、その頃の情景や若かりしあの頃の自分が蘇り、懐古する…グっとくるね…

竹内まりや、デビュー30周年、初のコンプリート・ベスト。

売れてほしいな、と思った。
3枚組(初回限定版はカラオケ10曲ボーナス・ディスク付きで4枚組)で42曲収録し3,980円(税込)。1曲あたりの値段を換算すれば100円以下だ。
本人は、30年間支えてくれたすべての人へ感謝の気持ちを込めての、サンキュー・プライスだと言う。音楽配信よりも安い価格設定に加え、本人による全42曲の曲目解説、音楽評論家・天辰保文、プロデューサー・山下達郎による解説も掲載された豪華60ページ・ブックレット付き。そして当然、山下達郎全面監修による、全曲最新デジタル・リマスター。

今現在、パッケージ商品としては最上級のコスト・パフォーマンスだと思う。
選曲や音質に対しての不満や、ボーナス・ディスクはDVDの方が良かった、などと横やりを入れる竹内まにあの方もいるだろうが、個人的にはこれで3,980円なら大満足だ。彼女へは低すぎる対価のような気さえする。だって30年間、彼女が素晴らしい曲を創造し続けたことが何よりも重要なのだから。

これが売れることで、更にやましたけ(山下家 or 山シ竹)がより良い音楽活動が出来ればと思う。

Track list

消費音楽とは対極にある、粒揃いの傑作がずらり。
程よい甘さと湿っぽさ。唯一無二だ。
そんな中、BEST TRACKを選ぶのは難しいけど、ディスク毎に1曲選ぶなら…

Disc 1 "不思議なピーチパイ"
Disc 2 "恋の嵐"
Disc 3 "幸せのものさし"

かな。どれもグっとくるミュージックだね。

Disc 1
01. 戻っておいで・私の時間
02. グッドバイ・サマーブリーズ
03. ドリーム・オブ・ユー ~レモンライムの青い風~ [Single Version]
04. 涙のワンサイデッド・ラヴ
05. September
06. 不思議なピーチパイ
07. 象牙海岸
08. 五線紙
09. Morning Glory
10. 僕の街へ
11. ボーイ・ハント(Where The Boys Are)
12. 恋のひとこと(Something Stupid)
13. Never Cry Butterfly
14. Let It Be Me [Studio Version]

Disc 2
01. リンダ
02. もう一度
03. マージービートで唄わせて
04. 本気でオンリーユー(Let's Get Married)
05. プラスティック・ラヴ
06. 恋の嵐
07. 元気を出して
08. 色・ホワイトブレンド
09. けんかをやめて
10. 駅
11. Forever Friends
12. シングル・アゲイン
13. 告白
14. マンハッタン・キス

Disc 3
01. 家(うち)に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)
02. 純愛ラプソディ
03. 毎日がスペシャル
04. カムフラージュ
05. 今夜はHearty Party [Single Mix]
06. 天使のため息
07. すてきなホリデイ
08. 真夜中のナイチンゲール
09. 返信
10. みんなひとり
11. チャンスの前髪
12. うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)
13. 幸せのものさし
14. 人生の扉
[PR]
# by l-jones | 2008-10-23 00:18 | soul review

ジャケ買い

f0173964_2340970.jpgONE WAY
「Who's Foolin' Who」('82/LP)


アル・ハドソン&ザ・ソウル・パートナーズという、いかしたグループが前身のヴォーカル・インストメンタル・グループ。といっても、このグループの魅力は、リードのアル・ハドソンのサム・クックをベースにしたディープなヴォーカルに負うところが大きい。また他にも実力のある女性ヴォーカルも在籍し、本作のB(4)”Runnin' Away”で素晴らしい掛け合いを披露したりと、コーラス・グループ的側面も濃い。
兎にも角にも本作ではアルバムタイトル曲でもあるB(1)のミディアムが最高!ヒットしたA(1)”Cutie Pie”もザップの影響を感じる重厚なリズムに、ねっとりと絡み付くようなファルセットが印象的な秀逸ファンクだし、ディスコのA(2)”Sweet Lady”も軽く水準超え。リトル・ミルトンも歌っていたスローのB(2)”Age Ain't But A Nunber”も大味ながらしみじみとしたムードが良い。
が、やはり本作のBEST TRACKはB(1)だろう。軽やかなビートに分厚いコーラス、そして伸びやかに縦横無尽に走るアルの甘めのテナーが抜群にはまっている。このグループの魅力が全てこの1曲に詰まっていると言っても過言ではない。これはもう80年代屈指の名曲と言ってしまおう。
またこのアルバムは、スローナンバーがどれもこれも上質。前述のB(2)、B(4)やA(4)”You're So Very Special”はどれも曲良し歌良しのコーラス・グループ顔負けの完成度。
ジャケ買いしてこの内容だったら大満足の逸品。そういえば昔部屋に飾ってたな、このジャケ(笑)
しかしファンク・グループであっても、どーしてもヴォーカルに惹かれちゃうんだよな~…もっとファンクの真髄を勉強したいんだけどな~…

f0173964_032422.jpgAL HUDSON & THE SOUL PARTNERS
Especially For You('77/LP)

ワン・ウェイの前身バンドのデビュー・アルバム。コーラス・グループとしての彼らの原点だろう。南部サザン・ソウル的な味を随所に塗したディープな仕上がり。アルの素晴らしい歌声にも舌を巻く。でもこれはジャケ買いはしないかな。
[PR]
# by l-jones | 2008-10-15 23:38 | soul review

まりやは「たっつぁん」と呼んでました

山下達郎 アコースティック・ミニ・ライヴ
山下達郎 サンデー・ソング・ブック800回記念ライブ
2008年5月、東京&大阪

ニューシングル「ずっと一緒さ」(3月12日発売)のリリースを記念して行われた「アコースティック・ミニ・ライブ」、そして「サンデー・ソング・ブック800回記念ライブ」。
全て応募抽選で当選した人への無料招待ライブ。東京、大阪合わせて計6回のセット。
「ずっと一緒さ」を2枚購入し、サンソン枠含め計4本応募しましたが、厳選なる抽選の結果、見事に外れました。この運は年末から始まるツアーにとっておこう。
その為後日サンソンで拝聴したもので少しだけライブレポート。

選曲や演奏や歌が素晴らしいのは、会場で体感した方々から十二分に伺いましたので、ここでは私が印象に残った達郎氏のMCをピックアップしてみました(でも全て大意。悪しからずご了承を)。

■ メンバー■
山下達郎 (ギター、ヴォーカル、パーカッション、鉄琴)
伊藤広規 (ベース)
難波弘之 (ピアノ)

■セットリスト+達郎氏のMC(一部)■
[01] BOMBER/山下達郎 "GO AHEAD" '78
[02] ドーナツ・ソング/山下達郎 "COZY" '98
[03] PAPER DOLL/山下達郎 "GO AHEAD" '78
[04] FOREVER MINE/山下達郎 "SONORITE" '04
[05] LA VIE EN ROSE~バラ色の人生/山下達郎 '08


「芸能生活33年。自分自身のオリジナルも230曲を超えた。アカベラの曲も30数曲レコーディング。そしていま55歳。
この年になると、自分の曲の中でも、よくできた曲、あまり好きではない曲、やりやすい曲、またその逆もあることも事実。
これからのステージでは自分の好きな曲、やりたい曲をやりたい。若い頃は毎年ツアーをやっていて、お客様からまたこの曲か、等とお叱りを受けたこともあった。でもきっとそうしたうるさ型のお客様も今はお年を召してきて、いい曲は何度聞いても良い!とお許しを頂けるのでは。」

[06] CHAPEL OF DREAMS/山下達郎 "ON THE STREET CORNER 2" '86
[07] SMOKE GETS IN YOUR EYES/山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93


「5年前に同じようにファンクラブ向けにアコースティック・ライブをやった。
そのツアーを始める数週間前にアメリカがイラクへ侵攻した。そのため急遽一曲プログラムに加え、歌った。

あれから5年が経ったが、未だ世界では争乱、戦争が絶えることなく続いている。
私は1960年代から1970年代の政治の季節を生きてきた所謂70年代の世代。しかしその時代の政治的プロパガンダの馬鹿らしさに失望し、以来、ミュージシャンとして努めて政治的な発言・表現は控えてきた。
音楽で世の中を変えられると思ったことは一度もない。歌は世につれ、世は歌につれ。といった言葉があるが、歌は世につれても、世は絶対に歌にはつれない、といった考えをもっている。

しかし私も文化に係る端くれ。文化メディアはそうした世の中の流れに否応なしに左右される。
しからば音楽で何が出来るのか…

争いや心の痛み、悲しみ、苦しみ、それらを慰め、癒し、励ますことは音楽でもできるのでは、と考えて生きてきた。

そうした僕の考えの大本にある音楽の経験が、英語圏のロックやリズム&ブルース。
その中でも19歳の時に出会ったこの1曲はワン・オブ・ザ・ベスト。今でも自分の心、いや魂に強烈なメッセージを投げかけてくれる。

1番は所謂反戦歌。
泣いている母親がこんなに多くて、死んで行く子供たちはもっと多い。お父さん、僕たちはそんなエスカレートは望んでない。愛だけが憎しみを和らげてくる。

それ以上に感動したのが2番。
みんな僕らが悪いと言う。でも僕らの髪が長い、ってただそれだけで、なんで僕らを裁くことができるんだ。
昔から長髪で、高校の教師に怒られた経験のある自分。19歳の少年の魂に響いた。
30数年経っても僕にとっては最高の一曲。

そうしたような曲を僕自身でもつくれるだろうか。
そう思い続け30代半ばに、思想といったら口幅ったいが、僕自身の物の考え方を込めた曲を作った。
それを先ほどの外国の曲と合わせて2曲メドレーで。」

[08] WHAT'S GOING ON/MARVIN GAYE "WHAT'S GOING ON" '71
[09] 蒼氓/山下達郎 "僕の中の少年" '88


「ここ10年、思い通りに物事が進まなかった。
長いことやっていると自分を取り巻く環境、音楽を作る環境が変わる。特に21世紀に入って激変した。

30年以上やっているが、初めはアナログのテープレコーダーで、それがデジタルのテープレコーダーになって、その時も苦労したが、最近はハードディスクレコーダーに音楽を録音する時代となった。
一見やり方は同じだが、機械が変わると全く音の響き方が変わる。
2000年くらいからハードディスクレコーダーが普及したが、こういう楽器とこういう楽器を組み合わせて、こういう録音の仕方をすれば、こういう音になる、といったそれまでの自分の経験則が、ある日突然全く通用しない世界となる。
自分では15年、20年前と同じように一所懸命作っているが、あがったものが全く似て非なるものとなる。これで七転八倒した時代がここ3,4年。
が、最近ようやく調子を取り戻してきた。おかげでヒットも出せるようになってきた。

人の問題も色々あった。
レコード会社とも紆余曲折があった。
一時は移籍も考えたが、ここ数年レコード会社の役員から現場まで人が変わり、今度は逆にすごく大切にしてくれるようになった。そのお陰で、まりやも自分も新作やヒットが出せるようになった。

人間の運命なんてどこでどう変わるかわからない。
今が悪くても先は良くなるかもしれない、しかしまたその先に何かが待ち構えているかもしれない。だからとりあえず先に進むしかない。

どこが勝ち、どこが負け、勝ち組とか負け組とかくだらない言葉があるが、そういうことではなく、人生とは不思議なものだ、と思う。」

[10] さよなら夏の日/山下達郎 "ARTISAN" '91

「現在55歳。還暦までは毎年少しでもツアーをやりたい。ここ数年間、その中長期的計画を組んでいた。
昔のヒット曲を聴きたいお客様もたくさんいる。が、だからといって昔の曲ばかりだとそれは懐メロ歌手になる。
昔は良かったな、となるには僕はまだ早い。僕はまだ尖がってる。まだ前に進みたい。

なのでまた新曲を出す時にはよろしくお願いします。」

[11] RIDE ON TIME/山下達郎 "RIDE ON TIME" '80

[Enc.01] ずっと一緒さ/山下達郎 '08


T「今日はひとつおまけです。」
M「アラウンド50のまりやです。"ずっと一緒さ" をお買い上げのやさしい皆様にお願い申しあげます。5/21発売の "幸せのものさし" よろしくお願い致します。
たっつぁんが言ってくれなかったから。」
T「すいません。」
T「毎度ワンパターンですみませんが、これがデュエットのベスト・オブ・ザ・ベスト。いつもこれです。」

[Enc.02] LET IT BE ME/山下達郎 & 竹内まりや
[Enc.03] クリスマス・イブ/山下達郎 "MELODIES" '83


「皆さん夜遅くまでありがとう。次はツアーでお逢いしましょう。気をつけて。おやすみ。」

*****
これがミニライブ?全く衰えを知らず。巨人だ。
そんな達郎氏のコメントにも毎回注目。うん、うん、と頷きながら聞いていた。
音楽メディアに対する首尾一貫した姿勢、頑固なまでのこだわりは、彼の音楽をエバーグリーンとし、我々の心、魂に確実に伝わってくる。
人の運命なんてわからないと言っていたが、彼の功績は偶然ではない。これからの活躍も含め、それは彼の努力の賜物。必然だ。

"山下達郎の音楽" に癒され、励まされ、時に叱咤されている。それは "山下達郎の音楽" だから出来ること、まさに音楽の力だ。
しかし "達郎の音楽" ではなく、"山下達郎" が出来ることって何か他にもあるのでは…
少なくとも彼はそう思わせる力を持っている。

最後に2曲のメッセージソングを。

f0173964_1703523.jpgWHAT'S GOING ON
Words & Music by MARVIN GAYE, ALFRED CLEVELAND, RENALDO BENSON
Produced by MARVIN GAYE

Performed by MARVIN GAYE (1971)



Mother, mother
There's too many of you crying
Brother, brother, brother
There's far too many of you dying
You know we've got to find a way
To bring some lovin' here today - Ya

Father, father
We don't need to escalate
You see, war is not the answer
For only love can conquer hate
You know we've got to find a way
To bring some lovin' here today

Picket lines and picket signs
Don't punish me with brutality
Talk to me, so you can see
Oh, what's going on
What's going on
Ya, what's going on
Ah, what's going on
Right on, baby
Right on
Right on

Mother, mother
everybody thinks we're wrong
Oh, but who are they to judge us
Simply because our hair is long
Oh, you know we've got to find a way
To bring some understanding here today

Picket lines and picket signs
Don't punish me with brutality
Talk to me
So you can see
What's going on
Ya, what's going on
Tell me what's going on
I'll tell you what's going on - Uh
Right on baby
Right on baby

f0173964_1712810.jpg蒼氓
Words & Music by TATSURO YAMASHITA
Produced by TATSURO YAMASHITA

Performed by TATSURO YAMASHITA (1988)



遠く翳る空から
たそがれが舞い降りる
ちっぽけな街に生まれ
人混みの中を生きる
数知れぬ人々の
魂に届く様に

凍りついた夜には
ささやかな愛の歌を
吹きすさんだ風に怯え
くじけそうな心へと
泣かないで この道は
未来へと続いている

限りない命のすきまを
やさしは流れて行くもの
生き続ける事の意味
誰よりも待ち望んでいたい

やさしさは琥珀となり
ひそやかに輝き出す

憧れや名誉はいらない
華やかな夢も欲しくない
生き続ける事の意味
それだけを待ち望んでいたい
To find out the truth of life!

たそがれが降りて来る
歌声が聴こえて来る・・・・・・

La La La La・・・・・・・・・
[PR]
# by l-jones | 2008-09-20 16:20 | live report

ハロルド・メルヴィンのいないハロルド・メルヴィンズ・ブルーノーツ

HAROLD MELVIN'S BLUE NOTES、RAY,GOODMAN & BROWN LIVE
2008年7月9日火曜日(2nd)
@Billboard Live


まさかの組み合わせだ。フィラデルフィアとニュージャージーを代表する二組がそろって日本のステージに上がるなんて…
僕が高校1年の時、ハロルド・メルヴィン~の''二人の絆''を始めて聴き、
「嗚呼、なんてソウルミュージックってロマンティックなんだ」と思い、
高校生2年の時モーメンツの''ルック・アット・ミー''を聴き、
「嗚呼、なんてソウルミュージックってスウィートなんだ」
って、大興奮したっけ。まさにこの2組は僕がスウィート・ソウル好きになるきっかけとなった、想い出のヴォーカル・グループだ。そんなグループの競演を目の当たりに出来るなんて、これはもうソファーでむせび泣くしかない。

ただしハロルド・メルヴィン~にはリーダーのハロルド・メルヴィンもいなければ、看板リードのテディ・ペンダーグラスもいない。また同じくレイ、グッドマン&ブラウンのハリー・レイもいない。
リード・ヴォーカルが変わることは、別のグループに変身すること、と言った意見にもうなずけるが、まあそんな固いことは抜きにして、思い出いっぱいの往年の名曲達を生で体感しましょう。

まずはハロルド・メルヴィン~。確かにテディ・ペンは不在だが、リードはテディ・ペン風のバリトン・ボイスを自在に操るいかした人。過去の経歴は知らないが、もう何年も歌ってきたかの様な余裕の歌いまわし。
途中ゲストでシャロン・ページが登場。ベスト盤にも収録されれてる自身参加の2曲(''Hope That We Can Be Together Soon''、'' You Know How To Make Me Feels So Good'' )を披露した。ちょっと太り過ぎだけど、いい声だ。
また他のメンバーの激しい踊りにも心躍った。しっかり伝統は受け継がれているわけね。

続いてレイ・グッドマン&ブラウン。ハリー・レイ役の大役を果たすのがケヴィン・オウエンス。メタボ風のオリジナル・メンバー、アル・グッドマンとビリー・ブラウンに対して、スマートでベビーフェイス、そして甘くとろける様なファルセット・ボイスが持ち味のケヴィン。その対比が実に面白い。
特別引き立つファルセットではないが、なんせ曲が良い。これぞスウィート・ソウルといった名曲を次々と歌い繋ぐ。男でもうっとり、とろ~りくる瞬間が何度も訪れる。
いや~ソウルってほんとにいいもんですね。感動した!

アンコールは全員集合で、''Ain’t No Stoppin Us Now''を大合唱。そういえばマンハッタンズの入場の曲もこの曲だったな…なんでだろう。まあ、日本でも人気があるからいいのだが。

f0173964_14173013.jpg←当日持参したケヴィンのソロ・アルバム。サイン会も無かった為、使うことはなかった。ルーサー・ヴァンドロスが参加したテンプスのカバー''You're My Everything ''の出来は秀逸。
[PR]
# by l-jones | 2008-08-29 18:09 | live report

2008年 平和の祭典

北京オリンピックが終わってしまった。
別段注目している種目などないのだが、何故か気になり、気がつくと全ての種目で「頑張れニッポン!」状態になってる。4年に一度の日本人としてのアイデンティティを確認する瞬間だ。

特に感動したのはやっぱり女子ソフトになでしこJAPAN(女子サッカー)。想定外の良い結果だったから、余計に印象深い。上野投手はほんとにカッコイイよ。
逆に期待通りの結果を出す水泳の北島選手もスゴイけど。
その他、男子陸上に女子バトミントン、卓球にレスリングと、疲れるくらい一喜一憂させて頂いた。試合後の選手達はみんな燃焼しきったいい顔してた。
逆に野球のふがいない内容には失望。敗戦後のいじいじさが更にそれを助長させた。


今大会で選手ではないが最高に印象深かった人が柔道解説の篠原信一氏。その素直で雄弁な解説は聞いていて大変気持ちがいい。辛辣さも垣間見せるが、それも根底に柔道愛あるが故。時に隣の実況を困らせることもあるが、それはそれで面白い。

男子100キロ級の鈴木桂二選手がまさかの初戦敗退、運良く進めた3位決定戦でも初戦敗退、の一大事。その時、実況は鈴木選手をかばうかのように
「はやり五輪には魔物がいるのですね。」
とコメントすると、篠原氏は透かさず
「五輪に魔物はいません。ただ強いやつが勝つんです。」
とばっさり。

4年前のシドニー五輪100キロ超級の自身の決勝戦で誤審に泣いた篠原氏。日本中が憤慨したその時も
「自分が弱いから負けた。」
とだけ。

そんな篠原氏のコメントには重みがある。
是非篠原氏に星野JAPANの解説もお願いしたいところだ。
(日本野球界には、あれは采配ミスだ、と星野監督を斬れる人がいるのか??)

最後に今回の五輪で少し残念だったのが、複数の若い日本人アスリートが
「これはスポーツではない、戦争だ。」とコメントしていた点。
その心意気、気合、覚悟はわかる。
しかしこれは戦争ではない、平和の祭典だ。
[PR]
# by l-jones | 2008-08-28 01:02 | その他