一期一会

f0173964_02596.jpgCHARLES DRAIN
「Dependable」('76/LP)


セントルイス出身のR&Bシンガー、チャールズ・ドレインの唯一のアルバム。60年代にシングルも数枚残しているらしいが、残念ながらそちらは未聴。
実はこのアルバム、95年にBMGビクターからCD化されている(廃盤?再発されてる?)。何故こんな無名アーティストがCD化?なんて思ったが、その内容を聴いて納得、得心。本作は70年代を代表する屈指の名盤と言って過言なかろう。こんな1枚との出会いは一期一会だ(大袈裟!)。

まずはマイケル・ラブ・スミスがソングライト、プロデュースにあたったA(2)”Is This Really Love”の素晴らしきことよ。スリル感のあるスミスらしいミディアム・ナンバーと、ぐいぐい歌い込むチャールズのヴォーカルが抜群にハマり、最高に魅力的だ。途中の胸をしめつける絶妙な語りなんかはスミスの面目躍如といったことろ。一瞬たりと聞き手を離さない。同じくスミス制作のB(1)”Only You”、(4)”Just As Long”も、曲の良さに加えチャールズのエモーショナル・ヴォイスが爆発。中でもB(1)は本作のBEST TRACK。バリノ・ブラザーズあたりが似合いそうな骨太の楽曲に、取り分け熱を帯びるチャールズのヴォーカルが鳥肌モノだ。

またウィリー・ハッチ作のハートフル・ミディアムB(2)”I'm Gonna Stay”やドラマティックな唯一のスローA(5)”What Good Is A Love Song?”、ご機嫌なポップンA(3)”Lifetime Gurntee Of Love”等も、上記と甲乙付けがたい出来。何度聞いても溜息が出る。

ゴスペルをベースにし、サム・クックの影響も感じられるチャールズの瑞々しいヴォーカル、それがノーザンを下地にした、スムーズで且つ強靭なグルーブに相乗する。まさにソウルの王道。
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by l-jones | 2008-08-07 00:39 | soul review
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