黒きスウィートネス

f0173964_13492925.jpgTHE TRUE REFLECTION
「Where I'm coming from」('73/LP)


このアルバムのB面は超強力だ。B(1)"It Really Hurts"B(2)"Helpless Man"と続く2曲のバラード。洗練されたメローな曲調の中に光る、どす黒いスウィートネス、ソウル・ミュージックの醍醐味がそこにはある。そして正統派フィリー・ダンサーのタイトル曲B(3)。やはりこの曲にしてもブルーノーツやトランプスとはひと味もふた味も違う黒さや粘り気がある。強いて言えばオージェイズ似か。
A面は多少弱い印象があるが、B面の密度の濃さはそれを補って余りある。
73年にこの傑作アルバムが生まれたのには要因がある。プロデュースにモジュレーションズのメンバーがあたり、グループのメンバーもテンプスに参加する者、パースウェイダース/ミラージュと渡り歩く実力者がいたりする。そしてこれが彼ら4人の唯一のアルバアム。悪いわけがない。
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by l-jones | 2010-02-27 14:00 | soul review
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