R.I.P. Teddy Pendergrass 1950-2010

大好きなテディ・ペンが逝ってしまった。初めて「二人の絆」を聴いた時の衝撃、今でも覚えている。たくさんの感動をありがとう、テディ!
追悼の意を込め、10年位前にHPにアップしていたアルバム紹介を。

f0173964_0333547.jpgHAROLD MELVIN & THE BLUE NOTES
「Harold Melvin & The Blue Notes」('72/LP)


まずはやっぱりこれ。70年代を代表する傑作アルバム。
テディー・ペンダーグラスというコーラス・グループ屈指のリード・ボーカルの素晴らしさが、そのままグループの魅力となる。ギャンブル&ハフが創り出す、黒く、メローな楽曲に、テディ・ペンのバリトン・ボイスが爆発するA(1)「I Miss You」B(2)「Be For Real」を初めとして、アルバム全体にソウル・ミュージックの様式美めいたものを感じられる。
そして誰もが一度は耳にしてるB(1)「If You Don't Know Me By Now」。ブラック・ミュージック、いやポップ・ミュージック界に永遠と語り継がれるであろう不朽の名作である。最初に聴いた時は「なんて良い曲なんだ~」って素直に感動したっけ。この1曲だけのためにでもこのアルバムは買う価値があるね。
ちなみにテディ・ペンは77年にソロに転向、「Close The Door」「Turn Off The Lights」の代表曲を持つ。これらがヒップ・ホップネタに使われ再評価を受けているが、テディ・ペンはいまだ現役で活動しつづけている事を忘れないでほしい。

PRODUCED BY
KENNEY GAMBLE、LEON HUFF



f0173964_23471885.jpgTEDDY PENDERGRASS
「TP」('80/LP)


70年代のハロルド・メルビン&ザ・ブルーノーツ時代から、セックス・シンボルとして絶大な人気を誇っていたテディ。その彼が運命の悪戯としか思えぬ不慮の事故に遭ったのが82年。その後は奇跡の復活を果たすもの、残念ながら半身不随になったテディに元気な頃の生気は感じ取れない。求める方が酷だろう。個人的には未だ大ファンで新作を待っているが…

80年のこのアルバムは、何処を切ってもテディのフェロモン出しまくり、ホットでセクシーなヴォーカルが堪能できる彼の最高傑作の一枚。
A(1)のアシュフォード&シンプソン作のバラード"Is It Still Good To Ya"から過熱。熱い、熱い。いきなり熱気は最高潮だ。そしてウォーマック兄弟のセシル・ウォーマック作の軽やかなミディアムA(3)"I Just Calld To Say"での余裕を持った歌い回し、ジョーンズ・ガールズがバックで花を添えるスローのA(4)"Can't We Try"でも、やや大味ながら溢れ出る情感が印象的だ。

B面ではやはり大ヒットしたピーボ・ブライソンのB(1)"Feel The Fire"とセシル作のB(3)"Love T.K.O."だろう。都会的な洗練を感じさせるクールなメロディに、テディの声は荒削りでありながら人間味溢れる複雑な表情を付け加える。
B(1)はフューチャーされているステファニー・ミルズとの相性が抜群。二人とも歌が上手い。そしてディープだ。同郷の実力派グループのフューチャーズもバック・コーラスに参加と、全くスキがない。
一方B(3)は数々のサンプリングやカヴァー(山下達郎氏もアカペラカヴァーしてたな)が、その完成度の高さを物語る。バック・ヴォーカルはセシルとフューチャーズ。今現在も耳にする事の多いテディの代表曲。
そしてラストはマクファーデン&ホワイトヘッドのディープなフィリー・バラード(B(4)"Let Me Love You")で締め括り。

テディペンのバリトン・ヴォイスは唯一無二のもの。そして男テディの色気、永久不変だ。
テディペンはこれからも僕のアイドルであり続けるでしょう。

PRODUCED BY
ASHFORD & SIMPSON, DEXTER WANSEL, CECIL WOMACK, JOHN R. FAITH, MCFADDEN & WHITEHEAD, JERRY COHEN, TEDDY PENDERGRASS
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by l-jones | 2010-01-19 00:25 | soul review
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