CDはどこへ行く <PART1>

f0173964_22233795.jpg図書館で偶然見つけたレコード・コレクターズ2008年7月号(ずいぶん古いな)。その特集に目が留まった。
「CDはどこへ行く」
昨今、音楽CDの売上が下落傾向で、このまま進むと欧米のように配信などの音楽のデータ化が主流となり、近い将来パッケージCDはなくなってしまうのでは?といった話題を、レコード会社、アーティスト、CDショップ、そして音楽ライターや評論家達が俺はCD派だ!私は配信で新たなフィールドを開拓してるんだ!と、けんけんがくがくやっているわけだ。
最近も「09年の音楽CD生産額、16%減 11年連続前年割れ!」「ピークの98年から6割減少!」なんて大騒ぎだし。6割減!?それは心配になりますな。

最終的に結論は出ないのだが、こうした人たちは音楽で飯を食っているわけで、少なくとも一般人よりは音楽が身近にある。
そんな業界人さん達は、往往にして音楽好きでかつ精通し、生活の一部となり、当然所有欲もある。
結果、パッケージ擁護派が多数を占めるのだが…

データを所有。
今の若者達はCDのことを「マスター」と呼んでいるらしい。
単なる音源。音だけ買えれば、音だけ友達から借りられれば満足なんだ。

先日知人宅へおじゃまする機会があった。
リビングにはCDが1枚もない。結構音楽好きなのにな、なんて思っていたら、「パヒューム聴くか!」と言い出し、おもむろに鞄からiPodを取り出してそれをテレビの横にあるミニコンポの上に置いた。
するとなんとそのコンポのスピーカーからパヒュームが!!!!
ってそんな驚くことではないのだが、そのiPodの中には以前所有していたCD数百枚分の音源が格納されているらしい。
彼はCDを1枚も持たずとも、多数の音楽を所有出来ているわけだ。
ちなみにCDは全てブックオフ行きとなったらしい…

音楽をデータで持ち歩くなんて時代ではなかった頃から、CDに親しんでいるぼくにとっては、音だけ所有するなんて違和感極まりない。ぼくからすれば、知人はリビングでパリュームを聴くことができるが、彼はパヒュームを持っていないのだ。


f0173964_030220.jpg子供の頃、最初に買ったレコードって覚えてますか?
覚えてる、小学5,6年の頃近所のレコード屋で買ったさだまさし「恋愛症候群」(どんだけませてんだ!?(笑)でも良い曲ね)。
では最初に買ったCDって覚えてますか?
ん~難しい…中学の頃だからキンクスかフーか…はっきりしない。
では最後に、最初に配信でダウンロードした音楽は?
松たか子「みんなひとり」←というか、この1曲しか買ったことが無いから…

レコードやCDを手に取りジャケット眺め、ライナーノーツ読んで、プロデューサーやアレンジャー、ミュージシャンを確認する。
そして歌詞カードを見て、やっぱり英語わからん、ちょっと高いけど対訳付きの国内盤買えば良かった!また失敗した!と後悔しながら聴く… とか、
聴く度思い出すんだ…この曲を彼女にプレゼントするオリジナルテープに入れるんだ!って意気揚揚と買った頃だっかたな…彼女が去っていったのは、とか…
個人的には音楽はこれだけ楽しんでなんぼのものって気がするんだけどなぁ。
はたして音だけを簡単に手に入れてたら、こうした想い出ってできたかな??
そして極論、レコード無しにビートルズやマイケル・ジャクソンは誕生したのか??

<この項続く>
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by l-jones | 2010-01-24 19:28 | book
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